吾輩はちよこである。の日記

どうも(^^♪吾輩はちよこである。自分の気づきを発信していきたいです!

進展する第四次産業革命への対応

2018.10.20赤松政経 講師ゲストは 石倉洋子さん

 

ハーバード大学経営学博士、マッキンゼー一橋大学名誉教授・・・華やかな経歴ですが、「そんなのはどうでもよくて、今なをしていて、これから何をするかが大切」と講義がスタート。

 

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◆今の時代について、一極から多極へ

一見つながっているように見えて、断絶多い(格差、貧困など)

それに対して多様な意見がある、これが大切であり、兎角日本は正しい答えを求める傾向になるが、今の時代に正しい答えてというのはほとんどない。専門家ですら解は一致しない。

誰が何を言ってもいい時代。昔は偉い人から順番に言う、調べてからが主流だったが、今は違う、誰が何を発言してもいい時代。

 

◆第4次産業革命について

ダボス会議で数年前に言われ出した。

【1】スピードが違う【2】広がりが違う【3】システムが違う

この3つが大きく今までと違う。背後にあるのはテクノロジー

これを理解しないと今後やっていけない。

テクノロジーが世界を変えると言われてきたが、日本では専門家に任せる傾向があるが

実はそうではない。

テクノロジーが働き方、学び方、遊び方を大きく変える。

テクノロジーがすべてを解決すると思っていたが、必ずしもそうではなかった。

テクノロジーの光と影の2面性がある。

影→個人データの悪用。

光→誰でも何でも言える、自分から発信できる(手段の民主化

第4次産業革命で価値観が変化した。所有から共有がはじまった。

枠組みの変化により、業界とは?仕事とは?定義が変化する。

「この業界はこうだ。」という定説、言葉は通用しなくなった。

(例、スマホは何業界か→出版であり、レコードであり、通信)

 

◆SPEEDについて:EXPONENTALな変化

突然すごい勢いで増える、レベルが全然違うスピードで進む。

今までの300年よりもこれからの20年間の変化の方がすごい。

親、先生が生きた時代とは全く違う時代。=(親、先生の言う事が通用しない)

自分の経験からしか物は言えない。親が子に伝えることが子とってよいかわからない。

今までは20年学び、40年働き、リタイヤしたが人生100年になったときあと20年をどういきるか考えなければいけない。

制度が時代の変化に対応できない中で、制度を信用すると危険。

スピードというのは本当に大切。

日本のスピード感については絶望的で、日本に圧倒的に足りない部分。

完璧を求めすぎている、ちょっと試して軌道修正するスタイルに切り替えができていない。過去には完璧な理想象を描いて推進してそれで上手くいったが今は答えが無い。

誰でも1日は24時間、1年は365日どう時間を使うか、どう活用するか日頃の取り組みが大切。

 

◆世界における日本の位置づけー高齢化

SOCIETY5.0は海外で高く評価をうけているが、日本では知られていない。

全ての人が(年齢・性別に関係なく)ちゃんとした暮らしができるように日本が活用できるテクノロジーを駆使して、快適に過ごせる社会を実現させる。

世界全体の中で日本の位置づけをよく知るべき。

皆がどう思っているかわからずに日本の技術は、あーだ、こーだと言った所で駄目

だから何?となってしまう。

今どういう時代で、どういう価値観があり、流れを踏まえて、向こうがわかるように意見を言わなければならない。Contextual Understanding

・世界でも活躍するために

兎に角何か言わないとだめ、何も言わないと次から呼ばれない。

どっかに行ったら必ず何か言う。

意見は違ってもいい(そのために自分の意見は持つ日頃から考える)

居るという事を示す。カッコいい質問をしよう、いい質問をしようなんて考えずに、わからなかったら聞く、なんでもいい。そんなスタンスでいることが大切。

「一番雇用と仕事に影響を与えるものは何か?」という質問を世界の人事開発部門などに対して調査した。テクノロジーかと思っていたが、そうではなかった。

新しい働き方、柔軟な雇用という結果がでた。

これは価値観の変化を意味する。

同じ会社でフルタイムで働くという価値観から、もう少し違う働き方があるのではないかと考えはじめている。

エスタリブッシュのブランド企業のフルタイム正社員だけが仕事ではない。

 

◆人生100年時代をどう生きるか?

あなたは誰で、どこにいこうとしているのか?常に考える。

海外では子どものときからこの投げかけがある、そうすると考える。

日本で「何がしたいかわからない。」という声を聞く。

これは選択の自由をなくした学校、家庭の責任だと思う。

古いレールの上を歩かないで、あなたの人生でしょ?考えてもらいたい。

人生100年時代いくらでもリカバーできる。いくつになってもできる。

可能性は限りに無くある!!!

他の人に私のライフストリーを描かせないで、自分のストーリーは自分で描いて

研究者で余命数ヶ月の人にインタビューした結果で最も後悔したことは

「(人の意見に反対しなかったこと)自分の人生を生きなかったこと。」

人生で大きな後悔を残さない。

人の価値観で生きたら、人のせいにするでしょ?責任は自分で持つ。

あなのの人生をいきて、他人の人生ではないでしょ?With your life

 

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あっという間の40分でした。とてもテンポ良く、エネルギッシュで会場全体が話に惹きつけられているように感じました。「あなたは誰で、どこにいこうとしているのか?」この問は1人1人がこれからの時代考えなければいけない問だと思います。Contextual Understandingという考え方も世界に発信する場面だけでなく、様々なシーンで使えると思います。まずは、日頃からどれだけ、物事を考えるのか、ここら辺が肝かも!!