大人のADHD
大人のADHDどうして、大人になるまで見過ごされてきたのでしょうか?
■大人のADHD(Attention-Deficit /Hyperactivity Disorder)
・人口の2~3%が大人のADHDと言われています
・不注意、多動性、衝動性
⇒注意欠陥/多動性障害 混合型
⇒注意欠陥/多動性障害 不注意優勢型
⇒注意欠陥/多動性障害 衝動性優勢型
■なぜ大人のADHDは見過ごされてきたのか?
①ADHDの特徴は、普通の人からみればその人の性格、個性に属するので
努力すれば何とかなる。できないのは本人の努力不足である。
と個人の問題とされやすいため。
(怠惰ではなく、個人の努力で改善するとはとても困難)
②大人のADHD専門医が少ない事。
表面的な症状や行動ではADHDの診断はできず、子どもの頃の発達的な観点が必要
③成人になると、ADHDの症状や状態が大きく変化し、ADHDの二次障害
(うつ、アルコール依存、薬物依存、反社会的行動)によって本来の症状が
覆い隠さ れているため、医者には見えにくい。
■ADHDの原因
諸説あり、まだはっきりとは解明されておりませんが
・前頭葉機能不全説
・神経伝達物質の不足
・遺伝子の絡み合いにより発症
⇒ドーパミンD2受容体、ドーパミンD4受容体、ノルアドレナリン受容体の問題
その他にも
・出産時の異常、食物アレルギーと環境ホルモンの影響、複合的、ライフスタイルの乱れなども様々な観点から研究が進められているようです。
■症状
人の話を最後まで聞けない/整理整頓・片付けができない/睡眠障害/過度な集中とこだわり傾向/衝動的/先延ばし傾向/感情の不安定/低いストレス耐性/不安を抱きやすい/低い自己評価と自尊心/飽きっぽい/など。
・大学の授業・実習についていけない
・仕事のミスと事故を繰り返す
・家事ができず、夫と子どもを責める人
・劣等感が強く落ち込みやすい人
・対人関係で孤立し、転職が多い人
・あきっぽく、怠け癖浪費癖がある人
・キレやすく、暴力をふるう人
・自己評価が低く、過食と浪費癖がある人
・計画性がなく、時間にルーズで約束を守れない人
・夜眠れず、昼間居眠り・大量喫煙する人
・アルコール・タバコ・セックスに溺れる人
■治療について
早期発見、治療でADHDは治せると言われています。
■今日のまとめ
ADHDの方は生きずらいなぁ、苦しいなぁと感じていると思います。
アリ地獄に陥らないためにも
早期診断と早期治療で大きな改善があると私は思っています。
(そうであって欲しい・・・)
周囲の理解と協力を得るための努力が必要とされています。
私は薬を服用中ですが、薬の効果などもこれから書いていきたいと思います(^^♪